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Show Technology 1 2009年08月
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Show Technology 1
旧 演出照明/映像制御 / MileruntechBlog 2008~2011まで
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頭がネットワークモード
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ここのところしばらく映像ネタから遠ざかっており、仕事の関係上、ネットワークシステムのモードに突入してます。映像的には、近々、発注をかけたアクティブシリコンネタを書く予定ですが、今しばらくはDMXノードとかネットワーク関連に頭がスイッチしちゃってます。それ故、最近のエントリーはこんな話しばっかりで、興味のない人や関係ない人には、まったくつまらない話しなんですが。。

実は、リットーミュージックさんからご依頼されているムック本の原稿や、照明家協会でつくるテキストの原稿もネットワークの話しで、これに加え、JATETの会合もあいまって、すべてネットワークシステム関連でつながるせいです。しばし、こんな話しばかりが続くかも。。

こういう新しいシステムは、導入時期にいろいろ言われるし、否定的な意見を言う人もいるので、何度も発言していかないと理解が得られない故、こういうブログででも書くしかないとでも言うか。。
いや、うちで扱う製品が全般に、変った性質のものですから。。このシステムに限ったことではないですね。日本のように保守的な性質の人が多いところでは、長い長いエバンジェリスト的な活動が必用なんですね。このルミネックスのシステムなんて、本当におもしろい製品なんです 今、まさに旬です。
これに関する話しは、日本照明家協会や、その他の出版物などで、詳しく解説していきたいと思います。 ちなみに、マイルランテックのサポートフォーラムに登録していただくと、そこでもいろいろ書いてますので、興味がある人は読んでください。

http://www.mileruntech.com/mileruntechforum/



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U2のDMXバックボーン
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 多くの人が今は、DMXの時代じゃないネットワークの時代だと言いつつ、その意味を勘違いしている。今のネットワークシステムは、DMX over Ethernetであり、DMXのチャンネル概念やユニバースを完全に置き換えるプロトコルにはまだ到達していない。つまりDMXの時代はまだ続いているのである。そして単に接続形態がイーサネット化されただけでDMXそのものは、その中で生きている。それはDMXをイーサネットで分配するシステムだ。
ここ最近、忙しいこともあって海外の情報を調べる時間もなかったが、ブログに寄せられたコメントに、U2のバルセロナで行われた360°コンサートセットはすごいですね。というのがあった。いつも話題に事欠かないU2である。

このコンサートで使用された光ファイバーのネットワークシステムはシリーズ400というPRG社の独自のシステムである。ファイバーケーブルとともに電源ケーブルも内包されて、信号と電源を同時に配線するシステムで、このコンサートでは24ユニバースのDMXがアートネットで分配されている。

シリーズ400を使うU2のコンサートシステム

この記事にもある通り、非常に遅れのない早いネットワークシステムが構築できたようだが、ここで使用されるのはDMXであり、コンソールはDMXのチャンネルレベルを計算して出力しているのである。それがアートネットを使って分配されているだけに過ぎず、皆が待ち望む次世代のプロトコルではない。もし、そんなものが開発されて使用されるのなら、すべての機器はDMXの概念を捨てて、新しい概念が必要になる。それはほとんど無理だろう。だから、ACNもストリーミングACNというDMXのチャンネル概念をもつプロトコルを作るしかなかったのだ。

このシリーズ400は単なるケーブルのシステムである。昔、パワーケーブルとコントロールを1本のケーブルで配線していた時代に戻った印象だが、大きな違いはその中のプロトコルがイーサネットであり、それを利用するアートネットということと、配線距離が長いためにファイバーを使用していることだけ。。この例から言えることは、すでにDMX over Ethernetの時代が確実な上に、FOHとStageの距離を考えるとステージでは、カッパーの時代を飛び越えてファイバーの時代に入ることかな。。

PRG シリーズ400






ShowMaster到着
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フランスのMedialon社は、アメリカにも拠点をもっており、このShowMasterはアメリカで生産されて、フランスの本社に届けられる。それを聞いたとき、微妙な不安感があったのは確かで、やはりアメリカで作るというと、なんだか雑な印象があって。。しかも、フランスの担当者も言う通り、アメリカ人はのんびりしていて、納期が伸びたりしたこともあり、本当に大丈夫か?という思いもあったものの、到着してみるととてもきれいな出来です。

このショーマスターはコンピューターソフトで、タイムラインのショーコントロールを編集し、それをこのショーマスターに転送して、実行させます。つまりこの装置はプレイバック装置ということです。1Uに収まるショーコントローラーというコンセプトも好きですが、さまざまなインターフェースを備えている点が非常に魅力的です。

正直、今は別の業務で忙しいこともあるのですが、9月、10月には頭に叩き込んで、提供を開始したいと思っています。

少なくないLuminexの実績
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日本では聞いたことがないから、世界的なシェアはあまりないというのは、ありがちな思い違い。Luminex製品は、ネットワークデバイスという地味な存在だけに、あまりメジャーなニュースにのらないが、実はジェネシスのコンサートツアーやコールドプレイでも使われているし、ヨーロッパではかなり広がりを見せていると私は思う。

劇場での設置例もフランスのオペラ座(ガルニエ)で運用されているし、ADBという有名な劇場機器メーカーが施工する劇場はほとんどがアートネットのネットワークシステムであり、それ故Luminexも数多く採用されている。

http://www.adblighting.com/?page=productdetails&cat=6&subcat=26&id=69

日本では私が2年ほど前から販売を開始した程度で、まだ認知度が低いせいもあり、確かにあまり使用例はない。しかし、それを指して世界的にもあまり使用されていないのではないか?というのはあまりに一方的な解釈だと思う。もっとニュートラルな視点で世界を見るべきだ。そしてその中で本当に現場にマッチした製品かどうか判断すべきだと思う。

アートネット製品は世界中に数多くあるが、100ユニバース以上のDMXのブロードキャストを読み取れるノードはLuminexぐらいしかないだろう。多くの製品はそこまでプロセッサーパワーを持たせていない。そのため、製品によっては30ユニバースくらいの制限があり、それを指してまた、アートネットにはユニバースにリミットがあるなどという間違った解釈をする人がいる。これは本家であるアーティスティックライセンスのノードがそうだから、皆、間違った認識をしてしまうのだろう。そしてこれも100%間違いだし、アートネットだから駄目だという短絡的な結論も大きな過ちだ。こういう結論をする人は間違いなく本物のトレンドを見誤る。今はBarcoやクリスティーなどのプロジェクターメーカーもアートネットを採用するし、メディアサーバーのほとんどもまたアートネット対応である。そして照明機器メーカーの大部分、PRG, Highend, Martin, Robe, などほとんどがアートネットに対応するのは変わらない事実である。

アートネットは決して賢いプロトコルではない。仕組みとしてはすでに古いし、もっと優秀なプロトコルもあることは確かだ。しかし、売り手の論理だけでマーケットシェアは決まらない。ユーザーの利益を優先すると、今のところアートネットというプロトコルは決して間違いではない。



劇場をつくる人たち

最近、劇場演出空間の技術協会内にある照明部会というところで、演出照明の制御プロトコルに関する研究をしているので、参加しませんか?のお誘いがあり、会議に参加することになりました。

http://www.jatet.or.jp/

この研究会は、大手照明機器メーカー、劇場コンサルタント、照明家、海外製品の販売代理店などの方が集まり、国内においてはどうしても演出を主体にした意見が無視され、建築主体で話が進む状況を、演出空間に関わる人たちが集まり、意見をまとめて、劇場建設の際に生かしていこうという意図があり、今回の集まりでは、最近、広まりつつあるイーサネットのプロトコルに関する研究と、照明機器の双方向の通信に必要な情報について話が行われた。

すでに会は2ヶ月に1回のペースで4回行われおり、皆さん熱心に意見交換をしているものだと感じました。大手メーカーの方に加え、大ベテランの照明家の方もおり、なかなか恐縮する会でしたが、なによりイーサネット化というより、照明機器の双方向の通信についてどういう形が望ましいのか?まじめに議論していることで、勉強になりました。また会の後で某社の照明家の方が、語る日本の劇場照明の運用についての意見が、とてもおもしろく、興味深いものがありました。

単に建築設備としての照明という切り口だけでなく、ホール管理、外部から入る照明さんの業務形態など、広い視点で業界をとらえ、どうすればより合理的であるかを考える必要があり、とても深いです





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