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Show Technology 1 2010年09月
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Show Technology 1
旧 演出照明/映像制御 / MileruntechBlog 2008~2011まで
ArtnetだけじゃないsACNもミックス可能
luminex productsP1000865

 最近、日本照明家協会の雑誌にも宣伝が載せられ、ようやくマイルランテックが海外製品を販売していることを多くの人に知らせることができたのではないか?と思っています。

そんな状態の今の弊社における販売業務の1つの柱がネットワーク製品であり、写真のLuminex製品です。
Luminexのノード製品は長い間、Artnetプロトコルのみの対応であったため、私はアートネットだけを推奨する偏ったイメージがついているようなのですが、そうではなく、これまでも、そして今もアートネット対応製品が多いので、アートネットノードが便利でしょ?というシンプルな考えに基づいています。

そして、今はLuminexノードの場合、アートネットだけでなくストリーミングACNにも対応したので、近いうちにリリースされるバージョンでは、ArtnetとsACNのマージも可能になります。つまりETCのコンソールを使っても、MAやAvoliteを使っても、それらの出力するアートネットやsACNを同じネットワーク上で共存させて、なおかつDMXにする段階ではミックスして出力することができるのです。

ミックスする場合、LTP, HTPもしくはどちらか1つを切り替えて使うことができ、とても便利なノードです。そしてスイッチ類はすでに多くの現場で活躍している通り、安定してブロードキャストであるアートネットやイーササウンドで活用できます。もし、ネットワーク関連について興味があれば、いつでもデモに伺いますので、一言お声をかけていただければと思います。宣伝でした。



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姿を変えるセノグラフィー
 日本においてセノグラフィー(Scenography)というと舞台の構成技法とか、舞台美術の1つのアプローチのように認識されるが、ジョセフスボボダが行ったいくつかの演出は、照明と映像など空間を見せるためのビジュアルデザインであり、舞台美術に限定したものではなく、今のインスタレーションアートに近いと思う。そしてまた歴史を読む限り、彼のデザインのいくつかは照明デザインに近いものも多い。

一時期、空間演出とか空間デザインなどと言う肩書きでバブル時代に怪しい人がいたこともあり、空間演出という言葉はあまり使わなくなったと思うが、このセノグラフィーもまた時代とともに忘れられていたかもしれない。私自身も、愛知で佐藤氏の意見を聞くまで、記憶になかった。

しかし、こうして今、映像と照明と舞台美術が同期するような演出が求められるとともに、実際にそれが可能な時代になった今、セノグラフィーはスボボダの想いとともに舞い戻ってきたようにも思える。それはすなわち今のトータルコントロール又はトータルデザインの概念としてである。

最近のビルディングプロジェクションなどは、パフォーマーもおらず、また映像を見せるというわけでなく、そこの照射してその空間を体感させるという意味で、それはインスタレーションアートに近いもので、照明や映像が主役になる特殊な分野である。昔は巨大なプロジェクションだけですごいと言うような錯覚もあったが、今はこれに音も照明もきちんとデザインされてコントロールされなければ、認めてもらえない。その意味では、ようやく本当に複数のエレメントが一体となるセノグラフィー的な演出が評価されるようになったとも言える。

自分には、このセノグラフィ-がトータルショーコントロールとそのデザインを指しているように思えてならない。要はビジュアルを構成する要素がすべて絡み合うデザインのことだと思うのだが。。そこに舞台的パフォーマンスが加われば、シルクのような世界観になるかも。


Catalystの向かう先 2
先のパート1で誤解を与えてしまったようなので、改めて解説すると、Catalystの販売はもちろん続けます。Richardだけでなく、多くのCatalystの仲間とは大事な関係があります。このCatalytsの向かう先で言いたかったことは、展示会等におけるCatalystブランドの強調や、メディアサーバーというジャンルでことさら宣伝するつもりがないということです。しかしながら、こうした場合でも、Catalystの日本でのシェアは今と変らないであろうと。考えます。
知っている人やCatalystをこよなく愛している人は、引き続き使ってくれるでしょうけど、そうでない人の場合は、近づいてはこないと思います。つくづく変わり者のCatalystなのかもしれません。

Catalystの向かう先
 遠くで鳴るサイレン音、窓を開けると深夜の冷気が体を包む。車の行き交う雰囲気も、人の喧噪音も都会はどこも同じ。東京にいてもロンドンにいてもパリにいてもさほど大きな違いはない。今、自分はどこにいるのだったか、寝起きの頭では混乱する時がある。今ロンドンでRichardと会った後のことを思い出す。
 
Catalystは顧客が抱える問題を解決するソリューションを提供するもので、われわれはそういう意識で仕事をすべきだ。つまり製品個体を販売することを目的にしちゃだめなんだ。とRichardに言われた時、なにか力が抜けた。

これまで、もっと宣伝しなければとか、「より多くのレンタル会社にカタリストを」と、他のメディアサーバー製品群と同じ方向性で考えていたが、これには間違いがあるように思えてきた。もう十分に多くのファンを獲得しているカタリストである。この製品を今、必死に宣伝して販売するということに大きな意味はないのかもしれない。ステージ照明の人にも映像会社の人にも、何がなんでもCatalystと、しつこく宣伝することにどれだけの効果があるのだろう。買いたくない人は買わないし、必要のない人にはまったく無意味なものだ。

 もしかすると、今Catalystを知って活用している人だけで十分なのかもしれない。今回のPLASAにもUKディストリビューターの出展はなかった。自分も感じることだが、展示をして製品を紹介したところで、実はCatalystの場合、大きな効果は上がらない。そしてメディアサーバーというカテゴリーで認識され比較されることは、CatalystとRichardが求めることでもない。しかし、コンピューターの驚異的進化と力をうまく利用して、顧客の求める困難な演出を成功させることが可能な魅力的ソフトウェアがカタリストである。今年のInterBEEからMileruntechはカタリストの方向性について、考える時期にあるようだ。

Catalystプログラマー
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 雨音の調べがやさしく響く静かな駅。トトロに出てくるようなかわいい山がホームから見え、木々の上を水蒸気のような薄い霧が解けるように流れていく。雲が低い位置にあって風景が小さくまとまって感じられる。遠くから本当にネコバスが走ってきそうなかわいい風景だ。

昨日、岩手のとある場所の結婚式場にCatalystのシステムを納品したという2人のCatalystユーザーから連絡をもらい、現場に入った。システムは2台のカタリストがそれぞれ3台のプロジェクターに映像を送り、宴会場の壁をプロジェクターの映像で覆うように見せている。

プログラム中の女の子Oさんは女のこ座りで床に座り、ちっちゃい感じでかわいいが、さくさくとプログラムをしていく。上司のH氏の指示に従い、さくさくと仕事をこなす様子は、もう立派なカタリストプログラマー
「私、最年少ですか?Catalystプログラマーの中で?」そんなことを聞かれたが、確かにそうだと思う。24歳は確かに若い。少しうれしそうに笑顔を見せていたのが印象的。

上司のH氏もまた若いが、かなりのつわものである。今回のシステムに関しては誰が触れても機能する完璧な作り込み。システムコントローラーもまたよくできていた。今回のシステムではMIDI制御によるCatalystのプリセットコントロールだが、本当によく考えられたシステムになっていた。徹底的にトラブルやシステムのバグを洗い出す姿勢はプロフェッショナルである。

いつもBlogを読んでくれているそうだけど、まさか自分たちがこのBlogに登場するとは思わなかっただろう。Catalystを愛してくれるあなたたちに感謝するとともに、またこれからもよろしくです。




アルファスポットで染まったステージ
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 ムービングライトはClayPakeyのアルファスポットが使用されている。フォーカス中の写真。今回の劇場視察では、たくさんの写真を撮ったのですが、紹介しきれないので、これでガルニエの紹介は終了にします。

伝統的なフランスの劇場で、まるでアートそのものと呼べるような場所でした。もう行く機会があるかどうか?ですが、もし機会があればオペラを鑑賞してみようか?と思います。

こういう立派な劇場にLuminexが使われているということは誇らしい気分。自分は単なるディトリビューターかもしれないけれど、今では彼らとは友人と言える仲であり、自分もLuminexの一員であるという意識になっている。LuminexJapanと呼んでくれる彼らの気持ちにも応えたい。本当にありがとう。いい旅になった。

ギャラリーはどこも変わらない
Stage Gellery

 ステージギャラリーの様子は、どこに行っても代わり映えしないが、このギャラリーのもう1つ上には、バトンなどのアップダウンを行うコントローラーがあり、前後に移動しながら、ステージの様子を見つつ制御していた。これはなかなかユニークなもの。


すのこにて
Stage grid

 調光室でもらったコーヒーをもったまま、すのこまできてしまうが、フィリップスさんまったく気にせず、すのこに案内される。この下50m(55mだったかな?)下ではフォーカスの真っ最中。あわてて飲み干す。
ライトブリッジは7本だが、フリーのバトンは80本(記憶があいまい)の数があるそうです。





調光室にあるミニカフェ
Cofe of Lighting

 オペラ座の調光室には小さなカフェがあった。おいしいコーヒーは欠かせないとばかりに、1カップごとにカプセル化した今流行のエスプレッソマシーンが置いてあった。コーヒーのほかに、この後ろではフィリップスさんがマッサージチェアに座り、おお~とかう~とかうなっていて、フォーカシング最中のオペレーターたちには迷惑だったかもしれない。


誰がために鳴る?ギャラリーのベル
Stage Bell

 オペラ座のギャラリーにあった巨大なベルの集まり。昔はこれをステージベルに使用したそうで、本ベルや1ベルが本物の巨大なベルだったとは驚きでした。鳴らしてくれたのですが、たしかにいい音してます。


ガルニエのステージドアにて
Fabrice with Phillipe

 パリのオペラ座見学は、右に立つガルニエの照明セクションのトップ、フィリップスさんが案内してくれた。
彼曰く、ここオペラ座で、日本からは歌舞伎座の人たちがきて、歌舞伎公演をしたことがあるそうですが、非常に礼儀正しくすばらしい人たちで、歌舞伎にも大いに興味をもったが、公演終了後に日本人スタッフからお礼のプレゼントをもらい、感動したと言います。そういう意味では日本に対して特別にいいイメージをもっており、とにかく絶賛していたのは、こちらもうれしくなりました。(ぼくはプレゼントは持ってなかったんですけど)


ガルニエの調光室
Dim Control

 オペラガルニエの照明施工はすべてADBである。ADBと言えばベルギーの伝統的なシアター向け機材のメーカーだ、日本で言えば丸茂電機と同じような感じだろうか?奇しくも設立も同じ年と聞いた。

照明コンソールはフェニックスで、奥の1台はムービングライト用、手前の1台はコンベンショナルライト用だそうである。またもう1台のフェニックスもバックアップで置かれていた。これらコンソールはアートネットをダイレクトに出力し、光ファイバーで接続されるスイッチにつながるLuminexのノードにアートネットDMXを送る。

最近、ノードを追加したそうで、7本あるライトブリッジには3台づつ(上手、センター、下手)のEthernetDMX4Trussが設置される。劇場の人にLuminex製品について聞くと、一度もトラブルがなく、安心しているそうです。この劇場が最初にネットワーク化したのは何年か前で、当時はまだネットワークというのは新しすぎたのかもしれない。この当時、ADBに提案されたLuminexのノードは導入したものの、光ファイバーのスイッチは日本製のものを選択したそうです。しかし、やはり舞台には合わなかったようで、Luminexのマネージャーに突っ込まれると、微妙な表情をしているのが、笑えた。

オペラガルニエ1
Audience.jpg

 はじめてオペラガルニエの内部に入った。これがファントムのいるオペラ座だ。ガルニエの素晴らしさはもう言葉も出ないほどに美しい装飾である。写真は舞台上から撮った客席の写真だが、客席の天井にはシャガールによる美しい絵が描かれており、シャンデリアも含め、すべてが芸術と言えるような美しい劇場である。この日はフォーカシングなどが行われていたが、劇場のさまざまな箇所を見ることを許された。
これほど美しい歴史ある劇場が、その見た目とは異なり、実は完全にネットワーク化された先進的な劇場だと言うことはあまり知られていない。このギャップに驚く。


劇場に強いCompulite
compulite splitter

Compuliteは、フランスのシアターマーケットに強い。Paris des Congresも元はコンピュライトの機材が数多くあり、スプリッターもその1つ。そんな中、一番したにLuminexのRDMスプリッターが入っており、もしかすると少しずつ入れ替わっていくのかもしれない。ちなみにこんなにたくさんあるのは以前からつかっていたからだそうです。

懐かしいボックス型ノード
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 ついぞ日本には入れることがなくディスコンとなった壁のボックスに埋め込むタイプの2ポートノード。
Paris des Congresではこの懐かしいノードが活用されている。この頃はPoEのノードだったんですね。今も現役なのは頼もしいです。

Paris des Congresの見学
Stephan with D4

 すでに帰国しちゃいましたが、昨日のParisでの会場見学の1つを報告したいと思います。
(パリではネット環境がなかった。)
パリ市内にあるコンベンションセンター、Paris des Congresはショッピングモールとホールが1つにまとまった複合施設です。主に企業の会議やイベントに使われるほか、コンサートにも利用される巨大なホール。

写真の照明チーフ、ステファンさんが冗談めかして、おれの大きなおもちゃだよと言うこのホールは写真のD4からアートネットがダイレクトに出力され、LuminexのSRSを利用した光ファイバーの幹線に接続される。

各所にノードが設置されており、DMXはすべてノードを通して出力される。すでにLuminexのシステムは3年前に設置してからずっと活かしたままですが、まったくトラブルもなく気に入っているという。照明器具は主にマーチンのMAC2000シリーズが設置されており、40~60台くらいあるのだそうです。外から入る照明さんは持ち込みする場合もあるけれど、時間のない場合などは、ホールの設備をそのまま使ってショーを行うこともあります。持ち込みの卓ももちろん写真の客席中央に設置された卓ブースにEthernet DMX8があるので、これにDMXを入力できるほか、アートネットを出力するコンソールはダイレクトにネットワークに接続されます。

親切に会場内をすみずみまで見学させてくれたステファンさんや、ホールスタッフの方々には感謝しています。彼らとランチをともにしましたが、とても気さくで楽しい人たちでした。





いつか日にみた夢と今の夢
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 Luminexのオフィスから歩いてすぐにあるレストランで一般的なベルギー料理をいただく。
うさぎの肉とその上に細い形状でフライになったポテトの山は肉を見つけるのが大変なほど。ソースも肉もおいしく満足な一品だったが、量はやはり多い。自分の腹につくお肉を気にしてしまう。

Luminexのオフィスでは、若きハードウェア設計者ハンスとソフトウェアプログラマーのウォルターに出会う。彼らはともにそれぞれの分野の優秀なエンジニアで、製品に関するさまざまな話をすることができた。まあ、正直な話、電子回路の話など、理解できない点がほとんどで、おそらく日本語で説明されても同じようなもんだと思う。

自分も20歳の頃は大きなメーカーの工場でコンピューターの設計に配属されたことがあるが、すぐにリタイアしたのはそれがあまりに難しく、いわゆる挫折を感じたからだ。一瞬はエンジニアを夢見た瞬間もあったが、それは不可能な話。そして当時は、まだ子供だった。

今回のLuminexへの旅は非常に有意義で楽しいものだった。しかしながら、私よりももっと若くてこれからが期待される。日本の若いエンジニアたちを、彼らに会わせてみたいと思った。きっとそこから何かがうまれるような気がする。自分の仕事はもうそういう方向へと向かっている。もっと若い人、将来が楽しみなエンジニアを外国で、同じように夢をもって働く人と出会わせる。そんなことができたらおもしろいだろうな。


美しい街からうまれるデザイン
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 Luminexのオフィスを訪れた。周辺を森や農場に囲まれた静かな環境である。教会があり、風景はほんとうに美しい映画のような街エクセル。ここにLuminexのオフィスがある。
美しい街からうまれる洗練された機能美とデザインのネットワーク製品。とても街の雰囲気からはネットワークという言葉が思い浮かばないが、まさにここでLuminexは生み出されている。

今日は朝9:00から、数多くのリクエストを伝え、その内容についてお互いにディスカッションすることができた。こちらの考えもうまく伝わり、ほとんどが納得の上で了承してもらえたし、以前から言い続けたことも忘れずにいてくれたこともうれしかった。今後のロードマップももらえたのだが、やはり競合相手が増えているため、これを公表することはできず、またオフィス内部の写真も公開が難しい。

ただ、この写真にある通り平和的な美しい街にLuminexはあり、そこから世界を驚かせるデザインが誕生していることは間違いない。今後も成長を続けるLuminexに期待したい。


変わりゆく展示会の中心
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 今日はすでにベルギーだが、昨日までいたLondonの展示会の話。
最終日のばらし時間までいたのははじめてだが、ばらしの時間になると、どこも雰囲気は一緒だなと思う。会場があわただしくなり、あちこちでライトが消えていく。せっかくなので多少の手伝いをしようと、照明器具などのケーブルを巻き、Luminexの展示をばらしていたら、それはいいんだ。それは。。と止められたので、余計な手出しはやめた。

PLASAという展示会はアメリカのLDIと同様に歴史が長く、常にエンターテイメント製品のもっとも大きな展示会として注目されてきたが、実は多くのヨーロッパ人が言うように、照明と音響の展示会は今はもっともフランクフルトが熱いそうなのだ。昔はLDIだったりPLASAも大きな展示会だったが、今はフランクフルトが一番大きな展示会になるそうだ。今後は、3月終わりくらいにあるこの展示会が要チェックだ

Luminex製品の工場に入る
ace electronics

 PLASAを見た後、ベルギーに入った。目的はこの目でLuminex製品が作られる行程を見ることにあった。工場は委託された外部の企業で、ベルギーのわりと小さな企業である。工場内は、通常は写真とかだめらしいが、静電気チェックを行った際に1枚だけ撮らせてもらった。なぜか自分だけが静電気に帯電しているみたいでエラーが出るので、困ってしまった。アジア人お断りか?

最初のミーティングで、近況の話になり、最近のヨーロッパの経済などについて社長のJean Marie氏から解説があるものの、残念ながら語学力に問題ありで、よくわからない。ヨーロピアンの人々は本当に英語もフランス語も自国語も自由自在に操る。

 この会議室では、これまでいかにLuminexの人が自分に合わせてゆっくりしゃべってくれてるかを実感する。また、多くの場合、こちらの話を聞く努力をむこうがしてくれる。しかしながらほとんどヨーロピアンが集まった会議室内で一人の状況は、かなりアウェーである。

工場内は巨大ではないが、普通の工場という印象で、基盤のプリントやハンダを自動で行い、基盤にささったICなどの足をきれいにとる処理など、すべて専用の大型装置が稼働していた。自分がイメージしていたような、人が手作業で行うようなしょぼいものではなく、最新の機械をつかってフルオートで大量のパーツを作る現代的な工場である。この工場ではLuminex以外の企業からの依頼も、うけて製造しているので、例えば洗濯機のような家電製品用の基盤など、常に大量のパーツを維持しており、大量生産が可能な状態である。

個々のパーツは顕微鏡などで人が個々に検査して、最終的に製品の組み立てもここで行う。MK2シリーズやスプリッターはすべてこの工場で製造されるそうである。ちなみにスイッチ製品であるSRSやGigaswなどはまた別のアメリカの企業に依頼しているそうで、将来的にはすべて自分たちで設計し、この工場で製造を依頼したい考えだそう。

Luminex製品の安定供給が可能なことと、完璧な製造工程を観察することで、自分も安心することができた1日だった。さすがにここまで見に来たディーラーは私だけみたいだが。。


動くプロジェクター
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 クリスティーとZapテクノロジー、そしてETCpigiが組んで完成したプロジェクタームービング。以前、VbaseというBarcoの動くタイプもあったが、あれに近い。ムービングライトとかではなく、リモートコントロールできるプロジェクターという印象。大きさの違いでいろいろあったが、この迫力はなかなか。

しかしこれが定着するかどうか?本当にこんなのを使う現場があるんだろうか?と考えるとBarcoのVbaseと同様に、一時的なものなのかも。。


成長する企業 クーラックス
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 クーラックスの営業であるハリーとヘルムントは、とても人懐っこく楽しい人たちだ。以前に日本の代理店でGrandMAのオペをしたときからの知り合いで、歳も近いせいか、非常に仲良くなった。展示会に顔を出すたびに巨漢のヘルムントが抱きついてくる。ハリーも同じ。

偶然、ドイツに住むようになったETC社のコンゴトレーナーサラもいて、みんな知り合いだね。とその業界の狭さに笑い合う。お互いに競合相手であることは知っているけど、友達と言える仲になった。しかしながらいつもハリーは言う。この先いつか、もしかしたらパンドラスを扱うこともあるじゃないか?頼むよ。いつか一緒にやろうぜ。と。。いや無理ですから。。ぼくにはカタリストの仲間がいるんだ。。

今回、パンドラスボックスは、Wysiwygとの連携でビジュアライザーの中にパンドラスの映像を出力するデモを行っていたほか、写真のPDP埋め込みのLEDスクリーンを1つの画面として、且ついつものようにセンサーを正面と真上に取り付けて、人がこの画面をタッチスクリーンのように操作するインタラクティブなデモを行っていた。

また、これまではカタリストが唯一勝っていたと感じていたHDSDIのマルチ入力も、自社開発のボードを使い、その遅れは1フレームか2フレームかというレベルで最大8入力を可能としている。すでに彼らはソフトウェアだけでなく、ハードウェアも開発する大きな企業に成長しているのだ。








SCNとArtNetの混在も可能
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 Luminexが出したDinレールタイプのノードは建築設備向けのPOE対応DMXノード。小型の装置でDINレールに取り付けられることから設備向けのオンリーの製品となります。
ソフトウェアはこのタイプから新しくRDM対応、sACN対応となり、これまであったマージ機能などではアートネットストリームとSACNストリームをマージできるようになった。つまり2つのプロトコルが同時に1つのノードから出力できる。例えば4ポートノードの1ポートにDMXを挿しこれをアートネットに指定。2番ポートに挿したDMXはSACNに指定ができるのである。受信する側のマルチキャストアドレス指定は自動で行われる。

RDMに関しては、Luminetモニターで接続された機器を認識できるほか、つないだ機器の種別を確認してパッチを行うこともできる。やはりPLASAの中をひととおり歩いても、ネットワークシステムに関しては、この会社が最強だと思う。それ以外の企業だとどうしても閉じた世界。自社製品のネットワークのみにこだわるし、またノード以外のスイッチ製品は持っていない。LUminexはこの点において、どこの企業よりも先に行ってるように思える。


ライティングボードのデザイン
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 頑にロックボードのスタイルを守り続けていたAvolitesもとうとう2面タッチスクリーンのSapphaire Touchをリリースした。すでにオペレーターでもなくデザイナーでもない私が照明さんのツールについてあれこれ言うことをお許しいただくなら、結局はロックボードのスタイルはWholehogの時代に終わっていたのだろう。

このサファイヤの後継機は、タッチパネルの画面全体が起き上がるタイプで、Hog3と同じと言えば理解されると思う。タッチスクリーンにはメディアサーバーのサムネイルや、パレットグループなどが表示され、上のフェーダーも下のフェーダーもキューフェーダーとして利用できる。フェーダーはすべてモーターフェーダーである。フェーダーを叩いてビートを刻み、タイムを入力するという方法はユニークだと思う。

簡単な言葉でこれを表すなら、全体的にHogやMAとおんなじスタイルになったという印象。
トラックボールはXYコントロール、その周りのダイヤルでズームやフォーカスがコントロール可能。出力はアートネットのほか、8個の物理DMXポートがある。


ネットワーク製品の選択肢
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 ステージ向けネットワーク製品の選択肢が増えた。弊社の扱うLuminex以外にオランダのXlntなどステージ向けのイーサネットスイッチやノードを扱う会社はいくつかあるが、ここにパスウェイが加わることになりそうだ。
写真の一番上にあるのが8ポートのノードでマルチプロトコルに対応している。アートネット、ストリーミングACN
そしてパスポートプロトコルなどのほかMANetにも対応する。

真ん中のイーサネットスイッチは10ポートのスイッチで、すべてのポートがイーサコンの仕様。これを扱うK社の社長は以前、イーサコンである必要などないと断言していたが、結局はこういう製品に落ち着くようである。

やはりステージ向けの製品はブロードキャストに対応するいわゆるノンブロックであるべきで、さらにはファンレス、設定が簡単なノンマネージメントタイプが便利である。こういうイーサネットスイッチはたくさん出てきそうでいて、今回も少ない。私がイーサネットのシステムを気にするようになってから数年が経つが、今でもこの手の製品を作るメーカーは少ない。おそらく今後もしばらくは増えないような気がする。






似たような名前の。。
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 PLASA最終日、正面入り口から入ってすぐに、なんだか似たような名前の会社名が。。マイルテックとかミルテックとか言うのかな?うちはいつも丸いランテックと呼ばれるが、マイルの後にら行が入ると発音しにくいことは、最近知った。。

この写真の会社はレンタルなども行っているようだが、ブースの受付前にはバッテリーライトが置いてあり、今回の流行だなと感じた。。バッテリー搭載でDMXもワイヤレスなので、ワイヤリングいらずという製品だ。



舞台業界の若い力 Luminex
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 古参の企業や大企業化していくこの世界でも、ネットワークシステムをてがける企業はまだ小さな企業だ。
社長のBartは優秀なプログラマーであり、若いながらもLuminexという企業をスタートさせた志し高い人物だ。そしてプロダクトマネージャーであるFabriceは私とほぼ同じ世代だが、怪我で照明家をあきらめ、ネットワークの勉強をしたあと、Luminexの社員となる。彼らは30代の若い力である。今後の舞台業界のネットワークシステムの発展を彼らのような優秀な人が牽引していくのだと思う。


PLASA2010
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毎年、恒例となったロンドンへの旅は、9月12日から開催されている舞台照明/音響の展示会であるPLASAを訪れるためである。残念ながら今年は後半の2日間しか見ることができず、また昨日は主に主要な人との打ち合わせがメインとなり、あまり詳しく見ることができなかった。最終日である今日だけは、詳しくチェックしてまた多くの方に情報提供したい考えだが、果たして1日でそこまで見れるだろう。やや不安な面もあるが、このBlogで随時、新情報をアップロードしていきたい。


Richardの言うソリューションビジネス
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 2010年9月14日 Catalystの開発者でありすでに多くの人にとって伝説となったRichardに再会した。いつものように短パンで長髪、自分のペースでおそろしく早いテンポで話す彼は3年前となにも変わりなかった。

やや変わり者である(ごめんなさい)彼はアポもとりにくい。3年前はくるかどうかわからないよ。と関係者に言われた中でお会いできたが、今回はスムーズに会うことができた。

彼はCatalyst単体の販売にはあまり興味はなく、単に製品を販売してOkという考えにはないと言う。それよりもソリューションを提供したい。それぞれのアプリケーションに埋め込まれたカタリストが機能するシステムとしての1要素。とは言うものの、コアのビジネスはステージ産業にあり、舞台照明や映像デザインの人たちがカタリストの主要なユーザーであることも理解している。ただ、そのリクエストは膨大だ。とてもすぐに対応できるものではないという。

一番最新のカタリストのバージョンでは、非常に多機能なエフェクトが搭載され、これまでにない複雑さである。これがいいかどうかという点について彼はエフェクトを機能を増やせば増やすほど、操作は難しくなるという。これは一長一短であると。。機能の詳細については話すことができないのですが、非常にパワフルだということは確かです。また気になるMACのディスプレイ出力に関する話では、今のMACとグラフィックボードでは、あまりよくない。とのこと。。テストはしているが、まだソフトに反映はしていない。しかし元々カタリストは4出力でデザインしているので、いつでも4ポートのディスプレイアウトに対応できるのだとか。

 しかし彼が強調するのは、コンシューマー分野にあるMACは非常に早いペースでハードのデザインが変わるので、カタリストのような特殊な産業の製品は対応していくのが難しい。常に後追いになるのは理解してほしいという。大事なことは安定して動作すること。これこそが重要であり、目新しい機能はあとからでいいというのが彼の考えである。










RDMはDMX512Aにあらず
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