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Show Technology 1 2010年12月
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Show Technology 1
旧 演出照明/映像制御 / MileruntechBlog 2008~2011まで
今年を振り返りつつ来年のこと
 2010年が、まもなく終わります。みなさんにとってこの2010年はどんな年だったでしょうか?
私自身はいろいろと勉強させられることがあり、会社設立3年目にして、自分の未熟さや愚かさを強く噛み締めた年になりました。今後はこれを心に刻み、小さな企業の経営者ではありますが、努力を続け、ユーザーの方々や業界の方々のために、役にたつ人間であり続けられるようにと思います。

さて、今回は、このブログが意外なほどに多くの方々に読んでいただいていることを知り、少しは役に立っているのかもしれないと、少しうれしい気持ちになり、ちょっとだけ来年からの抱負を語りたいなと思いました。

当初、このブログは私が個人的に運営していたLighting Board Networkというライティングコンソールの情報ブログから分離して、設立間もない弊社マイルランテックに関する宣伝目的と、ステージ産業のトレンドウォッチ的な情報提供を目指して運営して参りました。ですから、内容がどうしても自社製品の宣伝だったり、また自分は「こう思う」的な、個人の主観的内容の記事が多かったように思います。まあ、確かにマイルランテックのブログなのでそれでもよいと言えばいいのですが、意外におおくの方が読んでくださることを知ると、やや一方的な書き方だったのかもしれないとも考えます。

そこで来年からは何が流行ってるとか、何が新しいとか?そういうことではなく、自分が試した実験結果や仕事の中で見つけたひらめきとか、もう少しおもしろい内容を中心にしたいと思います。どうしても自社製品を使ったものが入るかもしれませんが、それはご容赦ください。ただ、もうカタリストがいい!とかルミネックスがいいとか?そしてネットワークがどうのこうの、メディアサーバーが。。という話は書きません。もう3年もそんなことばかり書いてるんで、そろそろ新しいことをしないと。。いい記事が書けるかどうか?ですが、今後ともよろしくお願いします。




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Catalystのネットワーク環境
built in web

 Catalystはネットワーク環境下で複数が同期して動くように設計されています。その制限は基本的にありません。昨日、開発者に確認したので確かだと思います。つまり100台でもオートマチックでフレームシンクして動作するわけです。それはレイヤーパネルにあるリモートでシンクする相手のIPを指定するだけの簡単設定です。

同期のための同期信号を元に同期するという発想にある映像業界においては、このオートマチックで同期というのが今ひとつ理解できないのはわかる気がしますが、それ以外の業界の人だと、あっそう、とそのまま受け入れてくれます。で、確かに同期しています。そこがカタリストのすごいところなんでしょう。

 さて、複数カタリストの同期から話は始まりましたが、写真はカタリストのビルトインウェブサーバーの画面。
つまり、ブラウザーで特定のカタリストのIPにアクセスすると、これが開くということです。
そして、この画面は意外なほどに便利な機能を提供します。例えば、離れた場所からコンテンツの読み込み(スキャンファイル)を実行したり、MACの終了やアプリの起動と終了のほか、プリセットの実行やフルスクリーンの切換えなどさまざまなコマンドが実行可能です。

もっとも便利で一般的な使い方としては、プロジェクターのそばに設置したサーバーに共有フォルダーを作り、ここにコンテンツをアップしたりしながら、この画面を使い、スキャンファイルを行うような使い方だと思いますが
この画面は自作することも可能なため、それ以外のさまざなコマンドを配置した画面をつくることもできます。

こうして見ると、カタリスト環境でもまたネットワークは必要というより重要な基盤であり、なくてはならないものだと思います。今後、照明だけでなくネットワークは必ずステージや演出の現場で必要なプラットホームになると思います。それはもうとっくの昔から始まっていて、今突然スタートしたのではないのです。
映像の話にしていくつもりがまたネットワークの話になってしまいました。

近いうちに新商品のご紹介などまたわくわくできる情報を提供できると思います。ご期待ください。



RXTはディスコンの可能性
rxt image2

 今年は光ファイバーケーブルの他、Cat5/6の信頼性高いケーブルという新しい商品を皆様にご紹介し、私自身も照明のネットワークシステムに夢中な1年でした。
来年は、おそらく映像系及びショーシステム関連に注力することになると思います。個人的には、クリエイティブな映像系ニュースを中心に、新しい何かを提供していきたいと考えています。またご期待いただければと思います。

さて、年の瀬も押し迫ったこの時期ですが、ちょっと悲しいニュースを、来年のスタート時に報告することになりそうなので、先にフライングでお話しておきます。
これまでPoEで動作し、Cat5ケーブルを延長するのに使用していたRXTがディスコンになりそうです。現在の在庫をもって生産を終了することになると思いますので、もし必要だなと思われる方は早めにご注文いただければ、ベルギー本社にある在庫を押さえようかと思います。

正式なアナウンスは来年になってからなのですが、どうやらほぼ決定のようで、同時に屋外用のワイヤレスアクセスポイントなども生産終了になるようです。(こちらは日本に入れてないので、問題ないですが。。)

 正直、RXTは悪くない製品だと思っていたので、残念ですが、長距離は光ファイバーを使うのが普通になっているヨーロッパのほうでは、きっと売れないんだろうなと勝手に想像します。

ネットワーク関連については、このニュースをもってしばらくは、あまり大きなニュースはないかもしれませんが、光ファイバーが普及するなら、WDM製品などもご紹介する準備はありますので、今後の国内の状況に合わせ、まだ新しいものを提案していきます。今後もよろしくお願いします。



カタリストの進化パート2
effectスクリーンショット(2010-12-10 21.18.48)

 今年の9月、ロンドンで会ったときにRichardが次のバージョンの新機能として紹介してくれたエフェクト機能がこのFxeditだった。

この機能は、これまでのカラーエフェクトやビジュアルエフェクトのようにレイヤー機能の中に埋め込まれるわけではないけれど、カラーエフェクトの中の空いている番号に保存することで、パレットとして選択可能となり、あらかじめ、カタリスト上で作ったエフェクト効果をレイヤーのカラーパレットで指定して使用する方式です。

しかしマッピング機能を使うと、DMXで新しいエフェクトパラメーターを制御することもできるので、外部コントローラーでエフェクトパラメーターを制御したい人は、ありがたいかもしれない。でも新しくデバイスを作って別パッチして使用する必要があるので、操作は面倒かもしれないです。

このエフェクトを使うことで、例えば1と2のレイヤーをミックスしてから3レイヤーでこれを表示できたり、ビジュアルエフェクトを加えたパレットを呼び出してさらにレイヤーでエフェクトを加えることもできる。いわゆるエフェクトの重複ができます。

まだ、実際にどう使うとおもしろいか?今後の研究が必要ですが、これまで不可能だった多くのことが可能なことは確かで、今まで以上にカタリストがおもしろくなると思います。



カタリストはどう進化したか?Part1
マルチモニターIMG_1416

 今年も、もう終わりますね。あっと言う間の1年でした。みなさんはどんな1年でしたか?
私は調べごとの毎日で、1年が過ぎて行く気がします。まだ1年を振り返るには少し早いとは思いますが、カタリストも新しくなったことだし、機能紹介をするついでに、来年の豊富なんかも書いてみようかと思います。

今年は私にとって、ネットワーク関連に力を入れた1年で、光ファイバーの新しい製品など、いい出会いがあったなあと感じます。そのせいか、あまりカタリスト関連は派手に動いていないので、来年はまた映像関連に力を入れたいなと思いつつ、今はカタリストの新しいバージョンの機能をご紹介して、これをニュースとしたいです。

さて、実際カタリストは4.4になったというけど、そんなに大きな変化なの?と思う人もいるでしょう。確かに4.4を起動した人は、さほど変わった印象を持たないかもしれないですね。でもPowerPCやTiger上での動作は保証されないし、またOS10.5も駄目なので、もうSnowLeopardのみというところまで進化してます。そしてサブミックスは大幅に変更になっていて、最大32サブミックスが使えるほか、写真のようなマニターをマルチで配置する場合に、サブミックスは非常に使いやすくなりました。

例えば画面のオフセットについては、以前は0.0001~のような数字を打ち込むしかなかったのですが、数値の欄をマウスでドラッグできるようになったので、簡単にマルチモニターの設定ができます。また、写真右のモニターのような、角度のある場合でもサブミックスは回転機能がついたので、どんな角度でもきれいに調整できます。
そしてこれらサブミックスのすべての機能は新しいデバイスを定義してDMXコンソールにパッチすることで、DMXコンソールから調整できるようになりました。しかもサブミックスにはフェード機能や、カラーエフェクトもかかるのです。これも大きな変化ですね。

そしてプレイモードにはサウンドインテンシティートリガーや頭のフレームから必ず再生するリトリガー機能もつき、1フレームづつステップで再生するステップ再生機能などがつきました。このサウンドに関する機能は日本からのオーダーです。そういえば、日本からのオーダー機能としては他にも、Blend Glitch Cという機能は、クロスフェードがもっときれいなカーブがいいという日本のオーダーです。また、複数のMACをネットワーク上で同期するときの設定保存Save remote なんかも日本からのオーダーですね。

もっとも大きな進化は、FXエディターという機能で、これまで複数のエフェクトをかけられないと言われたカタリストが異なる複数のエフェクトをかけられるようになったことは大きいですね。この機能の詳細はまた次にお話ししましょう。ではまた


舞台におけるネットワークインフラ 1
 弊社は劇場向け又はステージやTVスタジオにおける照明のためのネットワークデバイスを扱っています。 
その点では、つまりネットワークデバイスを扱うこと=インフラを整備する仕事になるから、大変な仕事だよというご教示をいただくこともあります。

 もちろんこの仕事は重責が伴う仕事である事は理解していて、だからこそ元々専業でネットワーク業界で働いていた人間を社員に加えたわけだし、今後もネットワーク分野にいるプロを採用し、彼らをステージにおけるネットワークのプロにしていくつもりはあるのですが、インフラと言う言葉は重く、自分はそこまで大きな仕事ができるとは考えていないです。それをぼくが言うのは、おこがましいと思う。

 特に劇場やスタジオなどの設備を作る場合、これは大手のメーカーさんやすでに多くのノウハウをもった企業と協力して作り上げる仕事だと思うのです。自分はその中の一部であって、ユーザーが求めることを、メーカーの方々とともに考える。どうすれば、よりよいシステムができるだろうか?ということを。。その時、われわれはシンプルにつなぐ役目であり、DMXを分配する仕組みをユーザーさんの求める形に作るのです。

インフラをつくる大きな仕事は、国内メーカーさんやワイアリングを専業とする方々にしかできないだろうし、自分はあくまで演出のためのネットワーク構築のお手伝いだと思う。そしてユーザーに近い位置で彼らに安心感と便利なシステムを提供するつもりでいます。やはり自分たちは、つなぐ役目なのだ。コンソールや負荷設備は、国内メーカーさんの製品を選択するし、またユーザーさんが求めるなら、他のメーカーの製品でもつなぐのです。それが仕事だと思う。

 また、ネットワークインフラを作るだけなら、すでに星の数ほどの会社が存在していて、われわれは、その中でステージに特化したネットワークシステムの企業を目指してはいるけれども、最終的な目標はインフラの会社ではないのです。マイルランテックは最初からユーザー自身が自由に扱うことのできるつまり、ネットワークの専門家に任せないで運用可能な、演出を作る人のためのネットワークシステムをどう作るか? それをユーザーとともに考えていて、その基本はオープン性であり、さまざまな製品を組み合わせて、よりよい物を作ることにあるのです。。安全とシンプル、そしてオープンが基本理念です。気持ちはもっとユーザーサイドに立ちたいのです。

これからも一歩一歩、謙虚な気持ちで多くの方の期待に応えて行きたい。そう思う今年の終わの月の私の思いでした。



輸入代理店という「仕事」
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うちの会社の業務の柱になっているのが、他の国にあるすばらしい製品やソフトを輸入して販売するという業務で、いわゆるこの輸入販売については、すでに多数の会社があるし、またインターネットによるダイレクト販売も確立されているため、ビジネスモデルとしては、もうかなり古い。

きっと、そういう時代においては、できるだけいろいろな製品を幅広く扱い、大量に販売することをしないと、存続することがかなり難しいのでしょうが、うちの場合、単に売れそうなものをなんでもかんでも扱う気はまったくなく、以前からこのブログでも書いている通り、こだわりをもって商材を決めています。

もし、国内外問わず、すばらしい商品と出会えたなら、喜んでみなさんに紹介したい気持ちはありますが、そうも、いかない状況があることを実感しました。例えば、つい最近、Catalystでも使えそうなMatrox以外の画面分割装置を販売しないか?というお誘いがあってテストをしたのです。

私は、商品を販売するということにとても大きな責任があると思っていて、もちろんうちの場合、ステージ向けに販売するのだから、現場でトラブルなどがあった場合、それに対応できるようにスペア機材を用意する必要があるし、また、その製品について非常に高度な知識が必要で、いつでも電話などで対応する姿勢も大事であろうと思うのです。

多くの場合、うちの製品は、マイルランテックが輸入代理店となっているので、メーカーからダイレクトな情報が手に入るわけですが、一旦輸入代理店を通して、それを販売する場合、情報はそこからしか手に入らない。また、トラブルがあったときに、頼る相手は輸入代理店であり、彼らとの信頼関係が重要になると思います。

しかし、もしその輸入代理店が、こちらがどういう現場で使用するかを知ろうとせず、この業界を理解しない。コンピューター業界のパーツ屋のような姿勢だとしたら?まるでスーパーマーケットで物を販売するかのような姿勢で、販売した後にわれわれが被るリスクをまったく感じない彼らだとしたら。。デモ機材を買えと言うだけで、また輸入した機材のテストや、評価などもしない。海外から届いたパーツをチェックもせず、そのまま出荷しているだけの代理店。それは輸入代行や個人輸入と何も変わらない。

 そんな人から購入したはじめての機材で現場ができるだろうか?自分はいやだと思ったのだ。
ならばきっとうちの顧客も同様に不安になるだろう。売っている本人が自信を持っていないなんて、ありえないこと。いくら製品がよくても、日本で販売できない。または流通しない製品があるという現実は、こうしたことから起こるのだ。




Catalystメジャーバージョンアップ 4.4
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NEWS

 12月に入り、突然カタリストの最新バージョンがリリースされました。
パブリックベータとしてのリリースですが、これまでのカタリストのリリーススケジュールを振り返ると、これはそのままリリースバージョンとしてとらえてもOKです。

とうとう来たかと思えるのは、REDカメラのイメージサイズと同じ4480×2600の解像度に対応したことで、映像はすでにコンピューター上でも4kの時代到来という感じですね。また、このバージョンでは新しいカラーエフェクトやプレイモードが追加され、特にこのプレイモードについては、オーディオ再生時にリトリガーが可能とかインテンシティーが0のときは再生しないという日本のユーザーのリクエストが反映されていること。(他の国からもあったでしょうね)このプレイモードを聞いて、おれかな?と思い当たる人もいるのではないでしょうか?

それ以外の大きな変更点としては、この他にカラーエフェクト機能が入っており、これはカラープリセット上でユーザーが自由に作る機能となっています。よってパラメーターの数は増えず、40chのまま。
ピクセルマッド機能については、デフォルトで10ユニバースではなく20ユニバースの出力ができるようになっており、大量のDMXにもノーマルバージョンで対応できることになります。

サブミックス出力も同様に増加していて、32出力となっているため、もし画面拡張が今以上に増やせるようになったとき、例えばトリプルヘッド以上のアウトプットをもつデバイスの出現など。。対応することができます。

今回、数多くの機能を搭載してリリースされたカタリストですが、もっとも重要な機能である安定性は以前と同様で、この安定性こそがカタリストの良さでもあります。さらなる力をまとった新しいカタリストに期待してください。これからもカタリストは皆に驚きを与え続けるでしょう。。





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