

昨年のPLASAで見たUVAのD3という製品。すでに国内ではヒビノさんが使っているようですが、このソフトのユニークな点はLEDマッピングとパンドラスボックスのようなビデオ出力補正だけでなく、さまざまなプロトコルを1つのタイムラインから出力し、ショーコントロールが可能なこと。まるでビジュアライザーソフトとメディアサーバーとショーコントローラーが合体したかのような製品です。
こういう複数のジャンルにまたがる製品は、扱いが難しいけれど、現実に映像や照明などすべての分野で深く混ざり合う状態は進行しているわけで、いつかそのうちすべてのセクションを1社で扱うような会社が必要になるのかもしれません。
UVAは元々インスタレーションのアーティストで、デザインを主体に考えた先にこそ生まれる製品だと思います。だからこそ、これを扱いこなすのはなかなか難しいのではないでしょうか?トータルなビジュアルデザインがなければ、これを使う意味はないし、その意味ではセットデザインと照明デザインと映像の演出すべてが混ざり合うソフトウェアという印象を持ちました。非常に現代的です。
(照明のプログラムは、ここで行うのは非現実的な感じがします)

| ホーム |